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佐助豚を育む土地
岩手最北地域より
私たち久慈ファームが愛情を込めて育てている佐助豚の故郷は、岩手県二戸(にのへ)市。四国4県にも匹敵するほど広大な岩手県の、最北に位置する小さな町です。
人口わずか約3万人程度の二戸市の特徴は、まず雄大な自然が挙げられます。市内のほとんどが北上高地の懐に抱かれており、美しい自然がわたしたち久慈ファームの活動の拠点です。
周辺環境へのこだわり
昭和29年に創業して以来、わたしたち久慈ファームのこだわりは、豚を健康的に育てること。言葉としてはシンプルですが、養豚業として究極の形であり、実現に向けては、創意工夫や手間暇が欠かせません。
まず、大切にしなければいけないのは飼育環境です。豚たちにできるだけストレスを与えないための畜舎の設計は不可欠ですし、豚舎が建つ自然環境も重要です。
久慈ファームの豚舎は、二戸(にのへ)地域のシンボルである折爪岳を望む山の中にあります。四季折々の美しい自然と清らかな水と空気が佐助豚を育みます。
畜舎設備の整備
人間同様、豚にとってもストレスは大敵。ストレスなくのんびり育った豚はそれだけで美味しくなります。
急な温度変化でストレスをかけないよう温度・湿度を24時間管理したり、きれい好きな豚のために豚舎も常に清潔に保っています(病原体への感染も予防)
豊かな伏流水
折爪岳は、冷涼な気候と清らかな雪解け水が育む、ブナの原生林、野鳥、ヒメホタルなどの貴重な動植物に恵まれた自然の宝庫。
その折爪岳の地下150メートルからくみ上げた清らかな伏流水、その自然のもたらす恵みを一身に受け、佐助豚は育ちます。
徹底した肥育環境管理
久慈ファームの農場は、緑に囲まれた静かな環境の中にあります。「ストレスなく育った健康な豚は美味しい」という理念のもと、豚舎内は24時間最適な湿度と温度に設定され、分娩、離乳、肥育など成長の段階にあわせて部屋を移動させており、豚が移動した後の部屋は洗浄や消毒をおこないます。(※オールインオールアウト方式)
食肉用の豚は病気を防ぐため複数のワクチンや抗生物質を与えるのがセオリーですが、佐助豚はそれを最低限にとどめています。デリケートな豚を薬に頼らず健康に育てることは、徹底された管理と高い飼育技術、何より豚へのきめ細やかな愛情がなければ実現できません。
ourself
一貫生産のこだわり
命に向き合う。
久慈ファームでは、常時5000頭の豚が飼育され、年間9000頭を出荷しています。自社の農場で子豚を生ませ、全数を大切に育てます。商品の加工も本社併設の加工工場にて実施。
のべ30年をかけて紡ぎだされた品種「佐助豚」を、一番おいしい状態でお客様の元へお届けするにはこの方法が最良の手段であり、これ以外にありません。
生きるために命をいただく。その最前線にいる私たちだからこそ、正面から向き合うことが私たちの責任です。
生きるために命を食べる。家畜だからとモノのように扱うのではなく、ひとつの命として大切に扱い、適切な値段で買ってもらい、そしておいしく食べてもらうために、私たちは最善を尽くします。
最適な状態でお届け
佐助豚の肉質の柔らかさは強い魅力である一方、薄切りなどの加工が難しく、それゆえに大量生産・販売が難しい側面があります。
そのため、その難易度の高い工程を含めてすべて自社で加工し、直接販売することで、佐助豚の魅力を最適な状態で届けることができております。
自社加工にこだわった結果、最もおいしい状態でお届けできる製法「ノンフローズン」での販売ができることも強みです。
命の恵みを無駄なく
自分たちが生きる・食べるために豚を育てているのだから、命の恵みを無駄にせず食べられるところは隅々まで美味しく食べてほしい。
その思いから、他ではあまり販売されていない豚の脳みそや脾臓(ひぞう)なども販売したり、馴染みのない部位は飲食店様が簡単に提供しやすいように、また一般のお客様も食べやすいよう加工品として商品化。
精肉から加工品まで、今やその商品数は200商品以上となっています。